クラウン系

保険補綴 (硬質レジン前装冠)

今でも多い前歯部の審美的で経済的な保険治療ですが、保険治療でも愛歯はしっかりとお作りします!

硬質レジン前装冠は、前歯部の歯(犬歯~犬歯)を失ったり虫歯になったりした時などに、裏側は金属で作りますが、大切な外から見える前側は周りの歯と同じような色合いになるように、特殊な硬いプラスチック材(硬質レジン)でお作りします。ほとんどの症例は保険で治療可能です。
硬質レジン前装冠は、ブリッジでの治療も可能ですので前歯を1~2本程度失った場合、その両側の歯を土台としてブリッジをかけます。こちらも、ほとんどの症例は保険で治療可能です。

利用部位

硬質レジン前装冠は、単冠(1本のみの場合)では、上下顎の犬歯から犬歯までの前歯に適応できます。硬質レジン前装冠ブリッジでは、主に第1小臼歯~前歯部が適応となりますが、健康保険では使用できる範囲に制限があります。

形態

  • 前装冠単冠、前歯ブリッジとも、比較的自然な形態が回復できます。
  • 前歯ブリッジで橋になっている人工の歯(ポンティック)には、周りの歯に調和した審美性に優れた硬質レジンで前装をします。

材質

単冠、ブリッジとも保険治療の場合は、ともに通称「金銀パラジウム合金」と呼ばれる合金が多く使われます。
メーカーにより多少の違いはありますが成分は概ね次のようなものです。
銀:約50%、パラジウム:20%、金:約12%、銅:約15%、その他(JIS T-6106)。
金属アレルギーの心配のある方は事前に歯科医とよく相談されてください。

メリット

保険扱いの場合、特別な事前の治療が必要ない場合は比較的安い費用で治療が受けられます。
硬質レジン前装冠も、最近は材質が改良されて数年間は変色も少ないです(個人差があります)。

注意点

単冠もブリッジも、舌側(歯の裏側)は金属になりますので、大きく口を開けたりすると、外から金属が見えることがあります。また、第1小臼歯を含むブリッジでは、小臼歯の噛み合わせ面は金属になります。
それに個人の生活習慣等の影響が大きいのですが、数年で着色や変色、摩耗が起こることがあります。